ドイツ旅行 7日目 コブレンツ観光 & ケルン大聖堂

Food

コブレンツ観光 Day2

コブレンツのホテルに荷物は一旦預かってもらい、エーレンブライトシュタイン要塞へ向かいました。

ロープウェイ乗り場は昨日のドイチェス・エックのすぐ近くです

雲行きがちょっと怪しめです。でも雨は降ってなかったのでセーフ。

ロープウェイを降りると、広場になってます。結構広いです。

写真だと伝わりにくいけど、かなりでっかいどんぐりでした

エーレンブライトシュタイン要塞(Festung Ehrenbreitstein)

要塞の模型ですね。小高い山の上に築かれてます。

レンガの造り方が、これまで見たお城などとはまた違った感じになってます。多分時代とかが違うのかも。

お城ではなく要塞なので、美しさというよりは防衛時の実用性を考えて造られてる感じがします。

エーレンブライトシュタイン要塞は、ドイツのラインラント=プファルツ州コブレンツにある、ヨーロッパ最大級の要塞の一つです。ライン川を見下ろす高さ約118メートルの丘の上に位置し、モーゼル川との合流地点を一望できる絶好の戦略地点にあります。

要塞の歴史

古代から中世までの始まり
  • 紀元前1000年頃:この地域にはすでに防衛拠点があったとされています。
  • 中世(12世紀):初めての石造りの城が建設され、「エーレンブライトシュタイン城」として知られるようになりました。中世を通じて、領土争いや戦略拠点として重要な役割を果たしました。
近代の要塞化(16〜18世紀)
  • 16世紀後半:神聖ローマ帝国時代に、要塞としての機能が強化され、厚い城壁や砲台が追加されました。
  • ナポレオン戦争(1801年):フランス軍がこの地域を占領し、エーレンブライトシュタイン要塞は一時的に破壊されました。
プロイセン時代の再建(1817〜1828年)
  • 再建と強化:プロイセン王国が1815年にこの地域を支配すると、ライン川の要塞化が急務とされ、1817年から1828年にかけて現在の姿の要塞が再建されました。巨大な城壁、地下通路、砲台などが整備され、当時のヨーロッパで最も強固な要塞の一つとなりました。

要塞の構造と見どころ

防御施設
  • 城壁と砲台:厚さ数メートルの城壁や、川や周辺地域を一望できる砲台が要塞の特徴です。
  • 地下通路:敵の侵入を防ぐための複雑な地下通路が張り巡らされ、緊急時の避難や補給にも利用されました。
展望台
  • 要塞からは、ライン川とモーゼル川の合流点やコブレンツの街並みが一望でき、特に夕暮れ時の景色は圧巻です。
博物館と展示
  • ライン州立博物館(Landesmuseum Koblenz):要塞内には博物館があり、ラインラント=プファルツ州の歴史や文化、軍事史に関する展示が行われています。
  • 兵器や戦争の歴史:要塞の役割を紹介する兵器展示や、戦争中の生活を再現した展示もあります。

まとめ

エーレンブライトシュタイン要塞は、その壮大な規模と戦略的な位置から、ヨーロッパの歴史の重要な一部を担ってきました。今日では、歴史的な魅力と自然の美しさが融合した観光地として、多くの人々を魅了しています。コブレンツを訪れる際には、ライン川とモーゼル川の絶景とともに、この要塞の歴史を堪能するのがおすすめです。

確かに壁の厚さがすごいかもしれない

ガイドさんの格好を見ると「あ、イギリスからの観光ツアーだな」というのがわかる

昨日散策していたドイチェス・エックです。左から右に流れてるのがライン川。上からライン川に合流してるのがモーゼル川です。

向かって右側。合流した後はライン川として海へと向かっていきます。今日はこのあとこのライン川に沿ってケルンへと向かいます。

向かって左側。遠くにテレビ塔らしきものが見えます。クルーズ船がたくさん見えますね。
要塞の博物館にはサッカーの展示コーナーもありました。

コブレンツのサッカーチームは「TuSコブレンツ(TuS Koblenz)」というところらしいです。

こちらは歴史的なものの展示コーナーです

ドイツのギフトショップで売ってそう

昔の地図でしょうか。コブレンツ市街地エリアのあたりを見ると、カクカクした城壁のようなもので囲われているのがわかります。五稜郭みたいなものもある。
帰りもロープウェイで戻ります

聖カストール教会

ロープウェイを降りて、ホテルまで戻ってる途中に立派な教会があったので寄ってみました

ドイツは植物が多くて気持ちいいですね

聖カストール教会 (聖カストル大聖堂とも呼ばれ流らしい) という

コブレンツで最も古い教会の一つで、歴史的にも重要な場所です。

聖カストール教会の概要

  • 所在地:ロープウェイ乗り場やドイチェス・エック(ライン川とモーゼル川の合流点)に近い場所にあります。
  • 建立時期:9世紀初頭、カロリング朝時代の中世初期に創建されました。完成は836年とされ、以降、何世紀にもわたって増改築が行われています。
  • 建築様式:ロマネスク様式を基本としつつ、後世のゴシックやバロックの要素も取り入れられています。特にその塔とファサードは印象的です。

聖カストール教会の歴史的背景

  1. カロリング朝時代の創建
    • 初期の教会は、フランク王国の皇帝ルートヴィヒ1世(敬虔王)の命で、地域の宗教拠点として建てられました。
  2. 重要な会議の場
    • 843年には、この教会の周辺でヴェルダン条約締結前の交渉が行われたとされています。この条約によってフランク王国は3つに分割され、今日のヨーロッパの国境線の基礎が形作られました。
  3. ナポレオン時代と復興
    • 1800年代初頭、ナポレオン戦争によって一時的に荒廃しましたが、その後プロイセン王国によって修復されました。

見どころ

  • 内装:豪華な祭壇、繊細なステンドグラス、歴史的なフレスコ画が訪問者を魅了します。
  • 庭園:教会の外には平和で静かな庭園が広がり、訪れる人々にリラックスできる空間を提供します。
  • 歴史的遺産:教会内部には、古い石碑や記念プレートが展示されており、コブレンツの歴史を感じられる場所です。

現在の役割

聖カストール教会は、地元住民の信仰の中心であり、観光客にとっても人気のスポットです。また、特別なミサやコンサートが開かれることもあり、文化的な交流の場としても機能しています。

今までの教会とは違って2塔式ですね。建築様式について全然わからないけども、面白い。

ホテルで荷物を回収した後は、ケルンへと向かいました。

ケルン到着

ケルン中央駅を降りたらすぐ目の前にケルン大聖堂があってびっくりしました。もっと駅から遠いところにあるのかと思った。

ケルン大聖堂

これまでの教会が比にならないくらい外装が豪華絢爛で緻密です。そしてものすごくでかい!!

彫像が一つ一つ細かい

ChatGPTにケルン大聖堂の専門家になってもらってガイドをお願いしました。

ケルン大聖堂(Kölner Dom)ガイド

ようこそ、ケルン大聖堂へ!初めて訪れる観光客の方にとって、この壮大なゴシック建築は圧倒されるほどの魅力があります。ここでは、簡潔に知っておくべきポイントや豆知識をご紹介します。

基本情報
  • 正式名称:聖ペトロ大聖堂(Hohe Domkirche St. Peter und Maria)
  • 高さ:南北の塔はそれぞれ157メートルで、長らく世界一高い建築物の一つでした。
  • 世界遺産:1996年にユネスコ世界遺産に登録。
歴史のハイライト
  • 着工:1248年。中世ヨーロッパで最も壮大な教会を目指して建設が始まりました。
  • 工事中断と再開:15世紀に資金難で一時中断、約400年間未完成のままでしたが、19世紀になってプロイセン王国が支援し、1880年に完成しました。
  • 戦争からの復興:第二次世界大戦中、爆撃で損傷しましたが、奇跡的に崩壊を免れ、戦後修復されました。
見どころ
① 正面ファサード
  • ゴシック様式の特徴である繊細な彫刻がびっしりと施されています。約7000体もの彫像があり、聖書の物語や歴史上の人物が描かれています。
② 内部のステンドグラス
  • 「三王の窓」は特に有名で、14世紀のオリジナル部分も残っています。現代アーティストのゲルハルト・リヒターが制作した2007年のステンドグラスも見どころです。
③ 三王の聖遺物箱(Dreikönigsschrein)
  • 大聖堂内の最大の宝物。キリスト誕生の際に訪れた東方の三博士の遺骨が納められていると伝えられています。金箔で装飾された巨大な聖遺物箱は必見。
④ 展望台(南塔)
  • 533段の階段を登ると、ケルン市内とライン川を一望できます。天気が良ければライン川流域の絶景が広がります。
豆知識
  • 鐘「ドイツの鐘(Dicker Pitter)」
    大聖堂の鐘の中で最大。24トンの重さを誇り、世界最大級の自由に振れる鐘として有名です。
  • 未完成の意匠
    ケルン大聖堂は意図的に「未完成の美」を持つとされており、完成形を求めすぎないことで信仰の永遠性を象徴しています。
  • 伝説:大聖堂と悪魔の契約
    建設の遅れにしびれを切らした建築家が悪魔と契約を結んだという伝説があります。塔の形が独特なのは、その契約を表しているとも言われます。
まとめ

ケルン大聖堂は、ドイツの宗教的・文化的な象徴であり、その圧倒的なスケールと歴史的背景に触れることで、訪問者は時を超えた感動を味わえます。ぜひ、その壮麗な建築美と歴史の奥深さを体感してください!

ステンドグラスは本当にすごかったです。写真で見るのと実際に見るのとでは全然迫力が違うので、ドイツに行ったら絶対にケルン大聖堂は見たほうがいいと言えるくらい感動しました。
内部もめっちゃ広いです

全部のステンドグラスを撮りたくなるくらい素晴らしいです

平日だったので混み具合はそれほどでもなかったのかなと思います。休日だと結構混んでるのかも。

上の階の窓も全てステンドガラスでびっしりです。やっぱり写真だと白飛びしてしまう部分があるので、実際に観に行きましょう。
これがさっきChatGPTが書いてた聖遺物箱ってやつらしい

多分ステンドグラス眺めて座ってるだけで余裕で2時間くらい滞在できるかもしれない
ちなみに幼稚園がキリスト教(カトリック)系のところで、お遊戯会になると年長の全員でイエス・キリスト誕生の物語の劇をします。そこで僕は3博士の一人を演じました。

ステンドグラスに見惚れて上ばかり観てしまいがちなんですが、床のデザインも細かくて素敵です

どこの方向を見ても素晴らしい彫刻があります
どこの教会に行ってもこんな感じの衝立があって、なんだろうと思ってましたが「祭壇画 (または祭壇衝立)」というものらしいです

↑の画像を読み込んでもらって解説してもらいました。

祭壇画の特徴と目的
  • 構造: 画像のように複数のパネルで構成され、中央部分に彫刻が施された立体的な部分(レリーフ)があります。両脇には絵画が描かれたパネルが配置され、これらは開閉可能なことが多いです。
  • テーマ: キリストの生涯、聖人の物語、最後の晩餐や磔刑など、聖書の重要な場面が描かれることが一般的です。
  • 役割: 祭壇画は、信者に対して視覚的に信仰の教えを伝えるための「聖書の絵本」のような役割を果たしていました。文字を読めない人々にも、物語を視覚的に理解してもらうためです。
この祭壇画の具体的な特徴
  • 細密な彫刻: 中央部分の立体彫刻は非常に細かく、聖書の場面を生き生きと再現しています。これは、ゴシックやルネサンス期の教会芸術の特徴です。
  • 金色の装飾: 金箔がふんだんに使用され、神聖さや荘厳さを強調しています。
まとめ

こうした祭壇画は、ドイツやヨーロッパ各地のカトリック教会でよく見られ、地域ごとに異なる様式が発展しています。教会を訪れる際は、祭壇画に注目することでその教会の歴史や信仰の深さを感じ取ることができます。

ちなみに入場料は無料です。

修学旅行みたいな感じで学生さんらしい人たちもいれば、他国からの観光ツアーみたいな人たちもいて、大聖堂前の広場は賑わってました
ケルン大聖堂のゆるキャラらしいです

「ケルンの水」を意味するオーデコロンの有名ブランド「4711」です
大聖堂前には観光案内所やギフトショップがあります

近隣の散策

今回泊まったホテル。大聖堂から徒歩5分くらいのところにあります。今回の旅行の中ではここが一番古かったかもしれない。
ケルン大聖堂が大きすぎるのでホテルの近くからもずっと見えます

ホテルに一旦荷物を置いてからライン川近くを散歩しました
奥に見えてるのはまた別の教会で、こっちはロマネスク様式なのでまた雰囲気が違います

ケルン大聖堂の後ろ姿

なんだろ、カブ?

どの方向から見ても荘厳で素晴らしいですね

帰りにスーパーに寄ったんですが、向こうのキャベツはこんな感じで、毛利蘭の髪型みたいなとんがり具合をしてます

朝コブレンツで買った喉の痛みを抑える薬がものすっっっごく効き目が強くて、効いてる間はもう完全回復したんじゃないかってレベルで快調でした。

ただ、副作用があってお腹(胃)に結構負担がかかって終始違和感がありました。一回2錠なんですが、ヨーロッパ人向けの量なので日本人はその半分でちょうどいいくらいです。1錠でもそこそこ胃にくるので太田胃散も併用して和らげてやっといい感じです。

とりあえず短期で回復傾向にもっていけたので本当によかった。

ケルン大聖堂は本当におすすめなので、ドイツに行く時はぜひ行程に組み込んでください。

上にスクロール
タイトルとURLをコピーしました