新しい機材を手に入れたこともあり最近ちょっと写真に対する熱量がちょっと上がってきています。
今回はシネマスコープ(諸説ありますがここでは1 : 2.35)でトリミングしてみました。
スマホであれば横にして見ると画面いっぱいに写真が広がって面白いかもしれないです。
撮っている最中に「よし、シネマスコープを意識した撮り方にしよう!」と思ったわけではなく、現像しながら「なんかシネマスコープの方が雰囲気出そうだな」と思った次第です。
映画が好きなこともあって横長の画が結構しっくりくるのかもしれません。
アナモルフィックレンズを使っているわけではないので、上下はかなりトリミングされています。
いざトリミングしてみると「撮ったときは必要な空間だと思っていた部分が、実は無くても問題はなかったんだな」という発見があったりします。
ちょっと窮屈に感じるくらいトリミングすると、切り取られた部分に何があったのか気になって、脳内補完をするように自分の中で想像が膨らむ感覚があって興味深いです。
撮影しながら、最終的にシネマスコープにしようと意識していたらもっと引いて広く写していただろうなと思います。
でもあえて後から無理やりトリミングしてみるのも面白いです。
写真の話からちょっと逸れますが、社会的に話題にもなった2019年公開の「JOKER」という映画の絵作りに感動したのを覚えています。
ストーリーの評価はまた別として、1コマ1コマがどれを切り取ってもそれだけで一つの写真作品になるような美しさがありました。色表現も、構図も、とても印象的でした。
フルサイズ換算40mmなので決して広角レンズではないものの、横長にトリミングするだけでレンズの画角分以上に広く感じる写真になることがあるような気がします。
それとは逆に、トリミングしたことで望遠レンズで撮ったような感覚になる場合もあり、撮り手と見る人によっていろんな見え方があって面白いのかもしれないなと。
シネマスコープは街の風景の方が相性がいいと思っていたものの、テーブルフォトも思ったよりはまとまった感じがします。
主題を引き立てる効果が結構高いのかもしれない。
最後に、シネマスコープにはなれなかった縦構図写真を並べておしまいです。